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医師のバーンアウトを防ぎ、女性医師などがもっとのびのびと活躍できる社会の実現を加速するための学会ができました。  理事:山本 明美



新しい学会の設立にあたって:理事 山本 明美
新しい学会の設立にあたって:理事 山本 明美

昨年、代表理事である赤嶺陽子さん(この会ではメンバー同士はさん付けで呼び合うことにしています)から初めてこの学会の設立の趣旨をうかがったときの私の第一声は「何で私はこれに気づかなかったのだろう」でした。

 私は講座の責任者として、大学人として、学会員として、あるいは個人として女性医療人の活躍支援の活動を長く続けてきた者でしたが、同じような活動をしている人や団体を横につなげる組織を作るという発想は自分からは出てきませんでした。

 その点が正直ちょっと悔しかったですが、活動の趣旨そのものには全面的に賛成でしたので理事も喜んでお引き受けしました。幸い、私は2024年3月で大学医学部教授を定年退職していたので時間的にも余裕があったのです。

 さらに幸運なことにこの学会の活動の中に医師向けのメンタリング・コーチングを提供するというのがあって、現在すでに、主に女性医師の方にコーチングをしている私の経験を役立てることができそうです。

 コーチングではオンラインで対話をくりかえす中で、自分に自信がもてた、上司と話しがしやすくなった、部下にもっと声かけが必要と気づいた、などとおっしゃる方も多いのです。この学会の取り組みを通じて、さらに多くの女性医師が自信・勇気・気づきを得て大きく羽ばたいていってくれることを期待しています。

 定年を過ぎてもまだ自分が社会のためになる活動ができること、とくにそれが自分の経験や強みを活かせたものであるということ、これそのものが私個人にとっての最高のウェルビーイングにつながるので、まさにWin-Winな活動なのです。

 志を同じくする多くの方と繋がることができるのもとても楽しみにしています。ぜひご入会を検討ください。

 
 
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